2012年 01月 27日
「すばる」を読んで
図書館から「予約の本が返却されました」との電話があり
早速 行って借りてきました
数日前 話題になった芥川賞を受賞した「田中 慎弥」さんの=共喰い=
昔はこんな感じのする本をよく読んだな~と懐かしさがよみがえる
いわゆる純文学の類は10~・20歳代に少々接したくらいで
ずーと長い間遠ざかっていたのでその意味において新鮮だった
「共喰い」はドラマを見ているように光景が脳裏に浮かんでくる
情景描写が卓越していたように思った
同じ雑誌の中の大江健三郎さんの文を読み始めると
冒頭からその世界に引き込まれた
久しく味わっていなかった(ことばでは表現できない)感覚 感触を覚えた
軽いタッチの本もいいけれど若い頃何度となく途中で挫折した本などを
もう一度読み始めてみたいな とそんな気にさせてくれた「すばる10月号」でした
by yamabiko3n
| 2012-01-27 09:05